🏯山陰本線で日本海を見ながら、松江城にむかうひとり旅 cmoのひとり旅日記①

城、寺、旅

夜行バスで京都に到着し、そこから山陰本線に乗って日本海沿いをのんびりと旅する3日間。
秋色に染まる車窓と、歴史ある城下町・松江を訪ねるひとり旅の記録です。
乗り継ぎの合間に、鳥取駅の街へ。観光案内所で鳥取が民藝の街と知り、民藝資料館をゆっくり見学。老舗旅館で海の幸、島根の味を楽しんで、おかみさんとご主人の松江よもやま話を聞かせていただきました。そして最終日、いよいよメインイベント、現存天守を誇る松江城へ。お城の周りも見どころいっぱい。美味しい物いっぱい。復路は松江から空路で東京へ。
列車に揺られながら出会う風景と、お城、城下町と文化を楽しむ旅です。

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🌙夜行バスで京都へ出発

東京・新宿から京都までは、夜行バスを利用。
22時ごろに出発し、翌朝6時すぎに京都駅へ到着する便を選びました。
夜行バスの予約は以下のサイトが便利です。
夜行バス比較なび(東京→京都・新宿発)


高速夜行バスの予約、簡単なこちらのサイトもおすすめです。

バス会社 主な特徴 出発・到着時刻 女性向けサービス 料金目安(片道)
JRバス関東(ドリーム号) 全国的に人気の夜行バス。安心のJRブランドで安定走行、Wi-Fi・充電完備。 バスタ新宿 23:00発 → 京都駅 6:30着 女性専用席あり、ブランケット・空気清浄機付き車両、休憩時も安心アナウンス 7,000〜9,000円
WILLER EXPRESS(リラックス≪NEW≫) 女性人気No.1。ピンク系のシート、リクライニング深めの個別カーテン付き座席。 バスタ新宿 22:40発 → 京都駅八条口 6:20着 女性専用車両あり、全席カーテン付き、ふかふかヘッドレスト・USBポート 6,500〜8,500円

今回の旅は「夜行バスで京都まで。京都から松江まで山陰本線のひとり旅」。
仕事を終えた金曜の夜。少し大きめのリュックを背負って、バスタ新宿へ向かいます。
22時過ぎ出発なので、一旦帰宅できて、あせることがない旅のスタートになりました。
週末の夜を活用して京都までひと眠り――。
JRバスやWILLER EXPRESSなど、女性ひとりでも安心して乗れる設備がそろった夜行便なら、ぐっすり眠って、翌朝はもう京都駅。
女性専用エリア、トイレ付、独立シート、仕切りカーテン、ひざ掛け、フルリクライニング、定期的なトイレ休憩などなど、安心できる乗車でした。
新幹線も想定してたけど、夜行バス、いいじゃない!!と再発見でした。

私が利用したJRバスグランドリーム号、女性専用エリア、3列、カーテンで完全仕切り、フルリクライニング、出発から最高な体験でした。

🚆山陰本線で日本海を眺める旅

京都からは山陰本線に乗って松江を目指します。
特急「スーパーおき」や「スーパーまつかぜ」を使えば乗り換えが少なく便利。
途中、各駅停車に乗り換えて海沿いを走る区間では、窓の外いっぱいに日本海が広がります。

予約・時刻表の確認はこちらから。
JRおでかけネット(山陰本線)

私は、特急きのさき1号とJR特急スーパーおき5号を事前予約(出発日1か月前から)しました。
土曜でしたが車内はガラガラで、予約はいらなかったかなと思いました。空きがあるか不安というかたは、予約をおすすめします。

車窓からは日本海の海が広がり、浜坂、余部など途中駅にもみどころもありました。
のんびり風景を楽しみながら、駅弁を食べたり本を読んだり、鉄道旅を満喫できます。


📅旅のしおり(行程表)

日付行程宿泊
1日目新宿(夜行バス)→ 京都車中泊
2日目京都 →(山陰本線・特急・各駅停車)→ 鳥取 → 松江松江・寺津屋
3日目松江観光 → 鳥取砂丘コナン空港 → 羽田空港

🏺鳥取で民藝のぬくもりに触れる

松江へ向かう途中、乗り継ぎの合間に鳥取駅で途中下車。
駅の中にある観光案内所で、鳥取は民藝の街と知り、駅から歩いて行ける「鳥取民藝美術館」や「たくみ工芸店」で民藝の歴史や当時の建物、地元の器や木工、布など、手仕事の美しさに出会えました。

鳥取民藝特集(TORICAN.jp)

予定を追加して、ふと降り立ったら、知らなかった文化や歴史に出会えました。
鳥取の民藝文化の成り立ちを学び、美しい工芸品の数々、時代の人たちの息遣いを感じられたこげ茶の世界、わくわくしっぱなしの大好きな空間でした。


宿泊いろいろと、泊まったところ。

松江の宿泊事情

松江での一人旅におすすめの宿泊先と予約サイトのURLをまとめました。観光やビジネスの拠点に便利な松江駅周辺のホテルや、温泉で癒される宿、宍道湖の絶景を一望できる宿など、いろいろなタイプの宿があります。
まだまだ沢山ありますが、選ぶ楽しみもあるので、ほんの一部をご紹介です。

泊まったのは、老舗旅館「寺津屋」

松江に着いたら、宿泊は老舗旅館「寺津屋」へ。
普段ビジネスホテルが多いのですが、老舗旅館でお料理が評判との口コミを発見、評判通り+ご主人、おかみさんの見事な連携プレーで、あたたかいおもてなしを受けました。
市内で長く仕出しもされているだけあって、海、山の幸、どれも本当に美味しいです。
口コミでも評判だった、ご主人のつぶやき(ぼやきなのかな、すみません失礼でした。)、ひとり旅の夕食であんなに笑えたのははじめて。松江の街の話、文化と食材のお話とともに、ついついお酒がすすみます。
写真はお料理の一部、このあと揚げたて天ぷらやごはんなど、食べきれるか心配なほど出てきましたが、なんと!お酒も進みつつ、食べきりました!!そのくらい、美味しいです。

旅館寺津屋さんはこちらから→http://www.mable.ne.jp/~terazuya/

🏯松江城と松江城周辺の街歩き


国宝 松江城(千鳥城)の歴史

松江城は、1611年に堀尾吉晴・忠氏親子が築城しました。その後、徳川家康の孫である松平直政が城主となり、明治維新まで松平家が10代にわたり治めた、徳川家と深い関わりのある城です。

別名「千鳥城」と呼ばれ、現存12天守のうちの一つ、国宝5城に数えられています。廃城の危機を乗り越え、築城当時の姿を今に伝える貴重な歴史遺産です。城下町を見渡す雄大な姿は、松江のシンボルとして愛され続けています。

いざ松江城へ 松江城 見学ルート・注意点・見どころ

松江城の見学ルートや注意点、見どころなど内部の情報を中心に情報をまとめました。

入城口・券売所

  • 大手門から入城。天守入場券は現金またはクレジットカードで購入可能。
  • デジタルチケット(スマホ入場)も利用できる。
    クエリが正常に完了しました
  • 松江城の電子チケット(デジタルチケット)は、主に以下のURL(アソビューのサイト)で購入できます。松江城の公式情報によると、この電子チケットを利用すれば、窓口に並ばずにスムーズに入場できます。
    松江城入場券(天守のみ)松江城入場券の購入URL
    3館共通券(松江城・小泉八雲記念館・武家屋敷)3館共通券の購入URL

天守へのルート

  • 階段中心のルートで、急な階段や段差あり。滑りにくい靴推奨。
  • 1階→2階→3階→4階→5階天守最上階という順路が一般的。

見どころ(内部)

  • 1階・石垣展示:松江城の築城や石垣の工法の解説パネルあり。
  • 2階・武具・歴史資料:甲冑や槍、古文書などが展示されている。
  • 3階・城主生活空間:城主や家族の生活を再現した展示。
  • 4階・展望室:宍道湖や松江の町並みを一望できる景色スポット。
  • 5階・天守最上階:城の構造を間近に感じつつ、360度の展望。天守の窓から射線や石落としを確認できる。

注意点

天守は木造の急階段が多く、手すりをしっかり使うこと。

  • 小さな子どもや高齢者は補助があると安全。
  • 冬場は床が冷たいので靴下の着用がおすすめ。
  • 飲食禁止、ペット同伴不可。

その他

  • 写真撮影は内部可だが、フラッシュ禁止の展示もある。
  • 天守内部は狭いため、混雑時は順路の譲り合いが必要。
    松江城(島根観光ナビ)

松江城周辺の見るところ、行ったところ

国宝松江城の周りには、歴史的な見どころと、心癒されるグルメが満載。情緒あふれる塩見縄手堀川めぐりを楽しみ、武家屋敷を改装した名店「八雲庵」で出雲そばを堪能する、贅沢な城下町散策へ出かけませんか?


松江城のすぐ周辺(徒歩圏内)の見どころとグルメ

スポットおすすめポイント
ぐるっと松江 堀川めぐり松江城のお堀を小舟で約50分かけて一周する遊覧船。船頭さんの楽しいガイドで、水上から武家屋敷や石垣などの城下町の風情をゆったり楽しめます。
出雲そば処 八雲庵**(グルメ)**塩見縄手にある、武家屋敷跡を改装した趣ある出雲そばの名店。美しい庭園を眺めながら、名物の「鴨南蛮そば」や「割子そば」を味わえます。
塩見縄手(しおみなわて)白壁と老松が美しい、江戸時代の風情が色濃く残る通り。「日本の道100選」にも選ばれており、小泉八雲旧居や武家屋敷など歴史的建造物を巡る散策に最適です。
小泉八雲記念館・旧居『怪談(Kwaidan)』で知られる作家、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が愛した静かで美しい武家屋敷の暮らしと、その文学に触れることができます。
松江歴史館国宝松江城の歴史や城下町の文化を紹介。館内の「喫茶 きはる」では、美しい庭園と松江城を眺めながら、お抹茶と和菓子で休憩できます。
武家屋敷塩見縄手に現存する、中級から上級藩士が暮らした当時の建物を公開。江戸時代の武士の生活の様子を垣間見ることができます。

私が行った場所も写真付きで紹介します。

塩見茶屋のガーデンコーナー

塩見茶屋のガーデンコーナー(外)で石垣とお濠をながめながらのコーヒータイム。
地酒のお土産を買い、ふと見たら外に席を発見!そして先まで進むと、お濠に面した
ひとり用の席を発見!美味しいコーヒーを石垣とお濠を眺め、時にお濠を進む遊覧船に手をふりながら、ゆっくりした時間を楽しみました。
お抹茶、お茶菓子、ぜんざい、おそばもあります。
https://shiomi-cyaho.com/

石垣、お濠、お濠をめぐる船、美味しいコーヒーがある、城好きな私には、最高のコーヒータイムでした☕

出雲そば処 八雲庵

八雲庵は、松江藩の剣術指南役の屋敷跡を改装した、趣のある店内で、美しい庭園を眺めながら出雲そばをいただけるのが魅力です。
三色割子そばをいただきました、しっかりしたお蕎麦、おつゆも美味しい、暑い体にしみました。

メニューおすすめポイント
鴨南蛮そば八雲庵の名物として知られる温かいお蕎麦。鴨の旨みがたっぷり溶け込んだコクのあるだし汁が絶品です。
割子そば出雲そばの定番。朱塗りの丸い器にそばを盛り、薬味をのせ、そばつゆを直接かけていただくスタイルです。単品のほか、とろろや卵などがついた「三色割子そば」もあります。
天ぷら割子割子そばと、奥出雲の舞茸などを使ったサクサクの天ぷらがセットになった人気メニューです。

松江歴史館

松江城の東側にあり、堀川沿いに建つ美しい施設です。お城を見ながら塩見縄手を歩くと、松江歴史館が出てきました。
松江藩の成り立ちや、城下町の人々の暮らしぶりが、模型や映像でとっても分かりやすく紹介されていました。お城を眺められる日本庭園も美しくて、松江の歴史と文化にどっぷり浸れる場所でした。

喫茶 きはる(松江歴史館内)

松江歴史館内にある「喫茶きはる」は、国宝松江城の天守を借景とした素晴らしい日本庭園を眺めながら、松江の茶の湯文化を堪能できる和の空間です。
城のある街=美味しい和菓子の私の浅いイメージ通り、お庭を眺めながら抹茶と上生菓子をいただきました。こちらでも最高のティータイムになりました。

喫茶 きはるのメニューご紹介

和菓子・お抹茶セット抹茶と上生菓子セット:松江の銘菓や、その日の上生菓子を選んで、お抹茶と一緒に楽しめます。最も定番のメニューです。

抹茶と不昧公好みセット:松江三大銘菓(姫小袖、やまかつらなど)の中から選んで楽しめるセットです。

抹茶体験セット:ご自身でお抹茶を点てていただける、茶処松江ならではの体験ができるセットです。

松江歴史館 公式サイト
喫茶きはる 公式ページ


💴旅の予算と交通費の目安

項目内容料金(目安)
夜行バス(新宿→京都)片道約5,000円
山陰本線(京都→松江)特急利用約9,500円
宿泊(寺津屋・1泊朝食付)1泊約12,000円
松江→鳥取空港→羽田飛行機+アクセスバス約15,000円
食事・観光・その他約5,000円
合計(目安)2泊3日分約46,500円

✈️松江から鳥取砂丘コナン空港へ

帰りは、松江駅から鳥取砂丘コナン空港へ。
JRを乗り継いで鳥取駅まで行き、そこから空港連絡バスで約20分です。
Yahoo!乗換案内(松江→鳥取空港)

空港から羽田まではANA便で約1時間15分。
空の上から日本海を見下ろすと、行きに見た海がまた違って見えます。
旅の締めくくりにぴったりのフライトです。


まとめ 列車と城下町を楽しむ、秋の山陰ひとり旅

夜行バスで京都へ到着し、そこから山陰本線に乗り換えて、日本海沿いをゆったりと南下する3日間のひとり旅。秋色に染まる美しい車窓の風景と、歴史ある城下町松江の文化を堪能する充実の行程でした。

【旅のハイライト】

  • 快適な夜行バス移動:仕事終わりの金曜夜に新宿を出発。女性専用エリアや独立シートを備えた夜行バスで、翌朝には快適に京都へ到着し、週末を最大限に活用できました。
  • のんびり山陰本線の旅:京都から松江へは特急と各駅停車を乗り継ぎ、窓いっぱいに広がる日本海の絶景を満喫。駅弁や読書を楽しみながら、贅沢な鉄道の時間を過ごしました。
  • 鳥取で民藝に出会う:乗り継ぎの合間にふらりと立ち寄った鳥取駅。思いがけず民藝の街であることを知り、美術館や工芸店で手仕事の温かい美しさに触れる、嬉しいサプライズ体験がありました。
  • 松江の老舗旅館と海の幸:松江での宿泊は、料理が評判の老舗旅館「寺津屋」へ。ご主人とおかみさんのおもてなしと、新鮮な海・山の幸に舌鼓。松江のよもやま話に笑い、お酒が進む、心温まる夕食でした。
  • 国宝・松江城と城下町散策:旅のメインイベントは現存天守を誇る松江城。急階段を登り切った天守最上階からは、松江の街を一望しました。城の周りでは、情緒ある塩見縄手を歩き、武家屋敷跡の「八雲庵」で出雲そばを堪能。松江歴史館内の「喫茶 きはる」では、日本庭園を眺めながらお抹茶と和菓子をいただき、茶の湯文化の豊かさを感じることができました。

鉄道の旅で出会う風景、歴史ある城と城下町の文化、そして人との温かい交流。列車の風情と歴史情緒を存分に楽しめる、価値あるひとり旅でした。


参考リンクまとめ

予約サイトいろいろ↓



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